あまりに時間が経ってしまって鮮度が落ちた話題なのですが、2024年の3月に娘と二人で行ったヨーロッパ旅行を備忘録としてまとめていこうかなと思い立ち、書き始めております。段々と記憶が曖昧になってきておりますので苦笑
娘の卒業試験、国家試験、卒業式、合格発表、友人との旅行、家族でのお祝い旅行、入寮の手続きや引越しなど、山盛りの予定の合間にかろうじて確保できた11日間。
卒業式の翌々日に出発し、国試発表の前日に帰国するという日程で計画を立て始めたのは前年の夏の終わり。
漠然とヨーロッパ方面とだけは決まっていましたが、どこに行くかは全く絞れておらずかなり悩みました。
「パリはマストかな。ローマも行きたい!ママがいたロンドンも見てみたいし、ウィーンとかプラハとか!スイスもいいねえ💕」
などという娘の希望?思いつき?を全部叶えるには予算も日数も足りませんからね。
時間のロスを極力減らすために、直行便が飛んでいる都市を起点・終点として周れるルートをいろいろ考えました。(できれば羽田発で)
ANAマイルといくつかのホテルグループのポイントが溜まっていたので、ステータスと共にそれらを最大限有効活用できるかどうかも重要。
ANAで羽田から直行便で行けるヨーロッパの都市は、2024年の3月時点ではロンドン、パリ、ウィーン、フランクフルト、ミュンヘンでした。
ここでふと、娘の希望だけでなく私の希望を織り込んでもいいよね?ということに気づき、以前から気になっていたANAのビジネスシート The Room に乗ろう!!と勝手に決めて笑、往路復路のどちらかはロンドンヒースローを利用することにしました。
ロンドンが候補地になると正味10日で周れる範囲が絞られ、せっかくだからユーロスターも使おうということになり、まずはロンドン/パリに入り、そこから陸路で行けるところに行き、パリ/ロンドンから帰国する、という大まかなプランが立ちました。
最初にしたのはエアーの手配。The Room を堪能するためには疲れ果てた帰国便より出発便の方が良いと思い、行きはロンドン ヒースロー便、帰りはパリ シャルル・ド・ゴール便に決定。特典航空券ではビジネスに空きがなかったので、かなりもったい無いと思いつつもマイルをコインに換えて、差額を支払いANA公式から直予約しました。
エアーさえ抑えてしまえばあとはどうにでもなる。はず。
ANA The Room
The Room は ANAが2019年から導入している新型ビジネスシートです。現在はロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴ、(北京も?)への特定の便に使用されています。以前、俳優の西島秀俊さんがCMをしていてご記憶の方もおられるのでは?
ANA公式さんのYouTube動画がありましたので貼っておきます
別名、空飛ぶマンガ喫茶🤣
こちら本当に快適でしたので、後ほど別記事で詳しくご紹介します。
ユーロスター Eurostar
ユーロスターは皆様ご存知のとおり、ドーバー海峡トンネルを通ってイギリスとヨーロッパを最高速度300km/hで結ぶ国際列車です。
ユーロスターのチケットは日本からもオンラインで購入できるので大丈夫。omioは日本語にも対応しています。モバイルチケットが発行され、アプリ等で管理できます。座席にはスタンダード、プラス、プレミアの3種類あり、クラスによって軽食が付いたりラウンジが使えたりと違いがあります。変更・キャンセル・払い戻しなどの規約をよーく確認しましょう。
私たちはロンドン セント・パンクラス駅→ブリュッセル南駅のプラス席と、ブリュッセル南駅→パリ北駅のプラス席を予約しました。
ホテルの手配
極力移動に時間を取られないようにするために、ホテルはどれも観光に便利な中心地から選びました。
ロンドンではハイアットのポイントで3泊、マリオットのポイントで1泊。
ブリュッセルではヒルトンの週末無料宿泊で1泊。
パリではIHGのアンバサダー特典を使い週末に2泊と、Astotel系列に2泊。
詳しく説明するとややこしくなるので省きますが、簡単に言うと宿泊で実際に支払った費用は、パリのIHGの1泊分と、Astotelの2泊分だけです。2名でトータル13万くらいだったと思います。海外ではホテルステータスの恩恵が十分に発揮されるので、最低でも2ランクはお部屋がアップグレードされました。宿泊した全てのホテルでボトムのお部屋からセミスイート、もしくはデラックスにアップグレードしていただき、スーツケースが広げられないほど狭くて有名なロンドンやパリ市内のホテルでも、ゆったり過ごすことができました。
観光施設の入場券、食事、観劇などの手配
ロンドンでは、
リッツでアフタヌーンティーをしたい!(The Ritz London)
本場のミュージカルを見たい!(Les Miserables Tickets)
ハリーポッターの世界に浸りたい!(Christ Church Tickets and information)
と言う娘の希望にあわせそれぞれリンク先のサイトから予約しました。
そのほかの観光スポットは Go City と言う周遊パスを利用することにしました。
Go City パスは世界中の各観光地の見どころのチケットを、まとめて格安に利用できる便利なパスです。利用する日数により価格が決まります。施設によっては前もって予約が必要なので注意してください。(Go Cityのサイトは日本語対応ですが、アトラクション毎の予約は英語のみの場合がほとんどで、メールでのやり取りが必要な場合もあります。)
ブリュッセルは見どころがぎゅっと詰まっていて特に予約が必要な施設もないので行き当たりばったりで良し。
パリでは、ロンドンでも利用した Go City を最大限利用しました。
注意が必要なのは、ルーブル美術館、ヴェルサイユ宮殿、オランジュリー博物館、サントシャペル教会、コンシェルジュリーなどの特に人気のスポットや、ガイドツアー、ワークショップなどは事前予約が必要です。
開館時間、曜日、移動時間などを考慮の上、しっかりと予定を立てるとGo City パスを有効活用できると思います!
今回の旅は全て自分で手配したので細かい準備は少し手間がかかりましたが、今は何でもオンラインで済むので早くて便利になりました。ン10年前にイギリス留学した際、インターネットが普及していない中で私はいったいどうやって航空券やホテルや学校を手配し(その情報をどこで手に入れたのでしょう?)、無事に現地に辿り着き、学校に通い、イギリス国内を旅行し、スイスやトルコやオランダに遊びに行き、無事に帰国したのか全く覚えておりません。
パスポートを持たない若者が増え、円安により海外へ行くことのハードルが上がりました。それ以前に、コスパ重視で面倒なことは避けて通るのが現在のトレンドなのかも知れません。
それでも私はこの歳になってもなお、自分自身に少しばかりのストレスをかけながら、見知らぬ世界を体験していきたいと思い続けています。
次回は出国編です。