先日、何となくチャンネルを合わせたEテレ日曜美術館
「かこさとし最期のメッセージ未来を生きる子供たち大人たちへ」
気軽に見始めたのですが最後までがっつり観入ってしまいました。
絵本作家 かこさとし先生
昔は加古里子って表記じゃなかったかしら?
そんなことはどうでも良いですが笑
子供たちが小さい頃、本当にたくさんの作品を一緒に読みました。
だるまちゃんとてんぐちゃん
だるまちゃんとかみなりちゃん
かわ
はははのはなし(かがくのとものシリーズ)
あなたのいえ わたしのいえ
たべもののたび(からだの本のシリーズ)
ゆきのひ
ことばのべんきょうシリーズ
カラスのパンやさん
どろぼうがっこう
おおきくなったらなりたいなあ
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挙げたらきりがないのでこのくらいにしておきますが。
とにかくたくさんたくさん読みましたね。
子供って気に入った絵本は何度でも何度でも繰り返し読んで欲しいとねだりますから、当時は暗記してしまう勢いでした。
懐かしいです。
番組ではかこ先生へのロングインタビューや、未完に終わってしまった人生をかけて取り組んだ最後の作品の下書きなど、貴重な映像が多く観られました。
科学絵本などは、膨大な取材を重ねるため一冊の作品を書き上げるのに10年。
子供に嘘をつくわけにはいかない。はしょってはいけない。
そういう思いだったそうです。
かこ先生のフェアで緻密な作品は子供たちの心を捉え、想像力を大いに育みました。
絵本から実世界へと導かれて、興味の先にあった職業に就いた方も出演されていました。
圧巻だったのは、最後に取り組んでいらした作品の未完の設計図。
宇宙の誕生から、地球、生命の歩みを一望できるこの絵本、見てみたかったです。
でもきっと先生の遺志を継いで、お弟子さんたちが完成させてくれるでしょう。
完成したら世界中の子供たちの必読書として欲しい。
地球の、生命の歴史を直視することは、私たち人類を謙虚に思慮深くしてくれると思うから。
この番組、12/29(日)午後8時から再放送するそうです。
ご興味のある方はぜひ。
日曜美術館「かこさとし最期のメッセージ未来を生きる子供たち大人たちへ」