先日受けた私大。
ぬるっと出掛けて行った息子は、案の定地下鉄の出口を間違え、少し道に迷い、大学の入場門に着いたのは集合時間の15分前だったそう。
おそらく着席できたのは集合時間ギリギリだったと思います。
白状しないけど。
試験のあと塾に寄ってから帰宅した息子の第一声は
「多分大丈夫だから、〇〇大の手続きしなくていいよ」
うむ。
信じていいのでしょうか?
試験科目は英語、数学、小論文でした。
英語は例年通りの難易度だったようですが、数学が激難化したとSNSは受験生たちの嘆きで溢れていました。経済学は理系であるとの大学のメッセージのようにも感じます。
それとなく息子に聞いてみると
「数学?まあムズかった、というか手間がかかる問題だったから時間が足りなくなりそうだった」
との感想でした。
でも解答速報で採点してみたら数学は6割5分くらい、英語は7割5分くらい取れているようなので(息子はもっと手応えを感じていたようですが)、本人の言葉を信じてみましょう。
既にセンター利用で合格をいただいている大学の手続きはしないことになりました。
さようなら、〇〇大。
おしゃれ大学生になるのかしら?とちょっぴり期待しましたが、妄想に終わりました。
いただいた合格は息子の自信に繋がりました。
本当に嬉しかった。
感謝です。
うちの息子は受験生らしくない言動ばかりで、親泣かせの問題児です。
命に関わること、人様を傷つけること以外は、何をしてもできる限り見守るようにしてきましたが、だからと言って私が何も心配していないわけではないのです。
本当は言いたいこと、叱りたいこと、情けないこと、泣きたいこと、そんなことばかりです。
ママは知ってるんだよ。
受けに行った模試で最後の理科2科目を受けず、でも、さも受けてきたかのように終了時間に合わせて帰ってきたこと。
塾の授業の後、毎晩のように公園で友達とサッカーをして遊んでいたのに、澄ました顔で勉強してきてた風を装っていたこと。
年末、センターまで1ヶ月もない12月20日に、東京ドームで開催されたUVERworldの男祭りに参戦したこと。
塾で仲良くなった女子と夜通しチャットしてること。
家では1秒も勉強せず、YouTubeばかり観ていること。
こんなの、普通の受験生の親御さんが聞いたら卒倒ものだと思います。
私も同じです。
ずっとずっと胃が痛くて苦しいです。
でも、これが我が子。
こんな調子だけど、本人の決めたペースで毎日楽しそうに受験生しているから。
高二の時、悩んで悩んで苦しそうにしていた息子からしたら、今は本当に伸び伸びと朗らかに過ごしているから。
これ以上を望んではいけないんですよね、きっと。